榎本武揚
2020年01月12日
函館五稜郭は江戸末期に幕府が北方の政庁兼防衛拠点として築城した、全国的に珍しい西洋式城郭です。
築城されてからおよそ160年、このお城が最もスポットライトを浴びた出来事は、戊辰戦争(箱館戦争)でしょう。
1868(明治元)年、薩長による討幕、徳川慶喜による大政奉還を良しとしない旧幕府軍らが函館五稜郭を制圧し、政権を樹立しました。俗に言う「蝦夷共和国」です。
この政権を総裁として主導したのが、このスタンプに描かれている榎本武揚です。政権はわずか6か月ほどで新政府によって打倒され、榎本も降伏。2年半ほど牢に繋がれることとなります。
しかし洋の東西を問わず様々な学問に通じていた榎本の才能を明治政府も放っておくことはできず、釈放後は政府に登用され北海道の資源調査や様々な大臣を歴任したほか、今の東京農業大学の前身を設立するなど、日本の近代化に大きな役割を果たしました。
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sasajun1984 at 14:56│コメント(0)